スタッフ
監督

監督:風間 志織

1966年、埼玉県出身。桐朋女子高校1年生の時、文化祭のために処女作『お楽しみは悲劇から』(8ミリ)を撮り、映画制作の楽しさに惹かれる。翌年、高校2年生にして撮った『0x0(ゼロカケルコトノゼロ)』が、84年度PFF(ぴあフィルムフェスティバル)に入選。第1回PFFスカラシップを獲得して、16ミリで短編『イみてーしょん、インテリあ。』を監督、トリノ国際映画祭招待作品となる。22才で撮った 8 ミリ長編作品『メロデ』はレイトショー公開され、多くの観客を集めると同時に高い評価を得た。『メロデ』のあと、準備に3年・撮影に8ヶ月かけて『冬の河童』を監督し95年に完成、翌年のロッテルダム映画祭でタイガー・アワード(新鋭監督賞)を受賞。2002年の『火星のカノン』はベルリン国際映画祭、モントリオール国際映画祭などに招かれ絶賛された。04年の『せかいのおわり』もベルリン国際映画祭など数十ヶ国の映画祭に招待されている。本作は10年ぶりの新作。脚本、編集も担当している。

表紙

原作:大島 真寿美

愛知県名古屋市出身。1992年「春の手品師」で第74回文學界新人賞受賞。2012年「ピエタ」で第9回本屋大賞第3位。透明感のある文体と優しさ溢れる視点で人間模様を描く実力派女性作家。著書に「宙の家」、「水の繭」、「虹色天気雨」、「ふじこさん」、「三人姉妹」、「戦友の恋」、「ビターシュガー」、「それでも彼女は歩きつづける」、「ゼラニウムの庭」など。「チョコリエッタ」は2003年に角川書店から出版された。 映画の中で知世子が通う学校は大島さんの出身校で撮影された。

撮影:石井 勲

1960年、東京都出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、 CMでは小林裕氏、映画では中堀正夫氏・笠松則通氏の下で撮影助手に。自主製作映画の撮影などをしながら1993年に独立し、現在に至る。主な担当作品に『トカレフ』  (93/阪本順治監督)、『私たちが好きだったこと』(97/松岡錠司監督)、『Sunday Drive』(98/斎藤久志監督)、 『東京ゾンビ』(05/佐藤佐吉監督)、『ストロベリーショートケイクス』(06/矢崎仁司監督)、『人生、いろどり』(12/御法川修監督)『なにもこわいことはない』(13/斎藤久志監督)、『太陽の坐る場所』(14/矢崎仁司監督)がある。風間作品は『火星のカノン』(01)、『せかいのおわり』(04)と今作が3作目。

プロデューサー:伊藤 直克 横濱 豊行
脚本:及川 章太郎
照明:大坂 章夫
録音:湯脇 房雄
美術:丸尾 知行
音楽:鈴木 治行
VFXコンポジター:大野 俊太郎
スクリプター:田口 良子
助監督:石井 晋一
制作プロダクション:寿々福堂
製作:寿々福堂/アン・エンタテインメント

集合写真 ジュリエッタ